今年も残りわずか。
「あれも終わってない」「これもやらなきゃ」と、焦りばかりが募っていませんか？
年末のこの時期、最もパフォーマンスを下げるのは「何か忘れている気がする」という漠然とした不安です。
今日は、そんな頭の中のモヤモヤを物理的に追い出し、スッキリとした気持ちで仕事納めを迎えるための「年末やることリスト」の作り方をご紹介します。
＜ この記事でわかること ＞
・脳の容量を食いつぶす「不安」の追い出し方
・タスクを書き殴る「ブレインダンプ」のルール
・年内にやるべき仕事を「2割」に絞る仕分け術
カレンダーを見るたびにため息が出る。
そんな経験はありませんか？
「年賀状の準備もしなきゃ」
「大掃除の段取りは？」
「あの案件の報告書、まだ出してない…」
頭の中だけでこれらを処理しようとすると、脳のメモリはすぐにパンクしてしまいます。
カメ吉、落ち着いて。その不安、頭の中に置いておくのが一番危険だぞ。まずは騙されたと思って、今すぐ紙とペンを出して！
年末にやると良いこと：書き出して不安を消そう
多くの人がやりがちな失敗は、「頭の中でタスクリストを作ろうとする」ことです。
しかし、人間の脳は、記憶することと思考することを同時に行うのが苦手・・・。
「忘れないようにしなきゃ」と意識するだけで、脳のCPUの大部分を使ってしまっているのです。
頭のメモリを解放して、敵の正体を知る（ブレインダンプ）
不安を解消する唯一の方法は、すべてを書き出して可視化すること。
これを「ブレインダンプ」と呼びます。
見えない敵（タスク）は実際以上に巨大に見えますが、書き出してしまえばこっちのもの。
「なんだ、意外とこれだけか」と思えるから不思議です。
まずは出し切って、頭のメモリを解放しましょう。
ルールは簡単。「些細なこと」ほど書き殴れ
ブレインダンプに綺麗さは不要です。
以下のルールで書き殴ってください。
- 選別はあと！とにかく全部書く
- 仕事もプライベートも混ぜてOK（「部長へのメール」と「洗剤買う」を並べて書く）
- 「ゴミ捨て」のような数分で終わることも書く
『こんなこと書いてもしょうがない』って思うような小さなことこそ、実は脳のストレスになってるんだ。全部吐き出すつもりで書いてみよう！
書き出したリストを「3つの箱」に仕分ける技術
さて、リストアップができたら、次は仕分けです。ここが最も重要なステップ。
書き出したすべてのタスクを、以下の「3つの箱」に振り分けてください。
箱①：年内必須（MUST）は全体の2割だけ
ここに入れるのは「年を越すと物理的にマズイもの」だけです。
- 期限が決まっている請求書処理
- 年内に納品必須の成果物
おそらく、リスト全体の2割程度になるはずです。
これだけをやれば、最低限の仕事納めはできる。そう思えば気が楽になりませんか？
箱②：来年へGOは「戦略的先送り」
実は、リストの6割はここに分類できます。
「年明けスタートでOKなもの」です。
- 急ぎではない長期計画の作成
- デスク周りの大掛かりな模様替え
- 返信を急がない連絡
これをサボりだと思ってはいけません。
「来年やる」と決めてスケジュールに入れることは、立派なタスク管理であり「戦略的先送り」といえます。
箱③：ゴミ箱へ捨てる勇気
残りの2割は、実はやらなくても誰も困らないことかもしれません。
- 付き合いだけの忘年会
- 過剰なクオリティへのこだわり
- 「なんとなく」見ていた情報収集
勇気を持って「やらない」と決め、リストから抹消しましょう。
なるほど…！『全部終わらせなきゃ』と思ってたけど、『来年に回す』と決めるだけで、今の肩の荷がおりますね！
完璧主義を捨てれば、仕事納めはうまくいく
年末の「やり残し」をゼロにするというのは、すべてのタスクを完了させることではありません。
「タスクの処遇（やる・待つ・捨てる）が決まっている状態」にすることです。
「これは来年やる」と決めたタスクは、もう「やり残し」ではなく、「来年の予定」に変わります。
この変換作業こそが、安心して年末年始を過ごすための鍵だよ♪
まとめ：今日のひと手間が、新年を軽やかにする
年末の忙しさは、私たちの判断力を鈍らせます。
だからこそ、頭の中だけで考えず、「書き出して、仕分ける」というアナログな作業が効果を発揮します。
- ブレインダンプで頭の中を空っぽにする
- 「年内必須」の2割だけに集中する
- 残りは堂々と「来年やる」と決める
今日のこの整理が、スッキリとした仕事納めと、希望に満ちた新年のスタートラインを作ります。まずはペンを持って、書き出すことから始めてみませんか？
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ぴょん吉先輩、また仕事が増えました…。もう何から手をつければいいのか分かりません。年末までに終わる気がしないです（泣）