
最近仕事が全然終わらなくて…。朝から晩まで働いているのに、タスクが減らないんです

それは典型的な”仕事に振り回されている”状態だね。実は仕事ができる人ほど、自分なりの『ルール』を持っているんだ

自分なりのルール・・・?

そう!自分で決めた『仕事の進め方ルール』。これをやると、実働時間は同じでも2倍のスピードで仕事が進み始めるよ♪
1|5分で終わることは即処理する
迷う前に手を動かす。後回しはタスクを増やす最大の敵
人間の脳は「未完了のタスク」を頭の片隅に残し続ける性質があります。たった5分の作業でも「後でやろう」と先送りすると、脳のワーキングメモリを無意識に消費し続け、本来集中すべき仕事のパフォーマンスが最大40%も低下することが研究で明らかになっています。
即処理することで、脳のリソースを重要な仕事に100%振り向けることができるのです。

メールの返信とか、ちょっとした作業って『後でやろう』って思っちゃうんだよね

それが罠なんだ!5分ルールを知ってる?
実践のポイント:
- メールの簡単な返信 → その場で送信
- ファイルの整理 → 見つけたその瞬間に
- 会議の日程調整 → カレンダーを見ながらすぐ返答
2|タスクは抱えず”未完成でも早く渡す”
60%でOK。流れを止めず、次の人に早くボールを渡す。
「早く失敗して、早く修正する」ことが成功への最短ルート。完璧を目指して1週間かけた資料が、実は方向性が違っていた…という経験はありませんか?
60%の段階で共有すれば、軌道修正に必要な時間は半分以下に。結果的に、全体の作業時間を30%削減でき、チーム全体の生産性も向上します。

でも、完璧じゃないと渡すのが申し訳なくて…

その優しさが、実はチーム全体の足を引っ張ることもあるんだよ
60%ルールのメリット:
- 早めのフィードバックで手戻りが減る
- チームメンバーの待ち時間がなくなる
- 完璧主義による燃え尽きを防げる
3|メールチェックは1日3回だけ
割り込みタスクをシャットアウト。自分のリズムで仕事する
メールなどで作業を中断された後、元の集中状態に戻るまでには時間がかかります。1時間に3回メールをチェックすると、実質、集中した作業時間は無いのとほぼ同じ。
メールチェックの時間を固定することで、”深い”集中時間を確保でき、重要な仕事の質が飛躍的に向上します。
おすすめのタイミング:
- 朝一(9:00):1日の優先順位を決める
- 昼休み後(13:00):午前中の連絡を処理
- 退社前(17:00):明日の準備

メールの通知、オフにしてる?

え!?でも重要な連絡がくるかもしれないし・・・

緊急の用事なら電話が来るよ。メールで緊急連絡する人はいないから大丈夫
4|朝一で今日のゴールを決める
「今日はこれが終わればOK」1日のゴールテープを自分で作る
人は「明確なゴール」があると集中力が最大化されます。マラソンでゴールが見えない場合と、あと1kmと分かっている場合では、後者の方が圧倒的にパフォーマンスが上がるのと同じ原理。
また、1つの明確なゴールを達成することで脳内にドーパミンが分泌され、翌日のモチベーションにもつながる好循環が生まれます。

ToDoリストは作ってるんだけど…

リストじゃなくて『ゴール』を1つ決めるのがポイント。これさえ終われば今日は合格!って思える仕事を1つだけ選ぶんだ
ゴール設定の例:
- ❌ 「メール返信、資料作成、会議準備…」(リスト型)
- ⭕ 「企画書の第1章を完成させる」(ゴール型)
5|タスクではなく”時間”に集中する
ポモドーロ式で25分だけ徹底集中。終わらなくても気にしない
人間の集中力の限界は90分、高い集中を維持できるのは25分程度という研究結果があります。「2時間かけて資料を作る」というやり方では、だらだらと作業が長引きがち。しかし「25分でどこまでできるか」という時間制限があると、脳は自動的に効率的な方法を選択し始めます。
基本のサイクル:
- タイマーを25分セット
- 1つのタスクに集中
- 5分休憩
- 4セット終わったら15分の長めの休憩

25分で終わらなかったらどうするんですか?

大丈夫!『もう少しやりたい』くらいの気持ちで止める方が、次の着手のときスムーズに進むんだ
6|自分の作業予定もカレンダーに入れる
「考える時間」「制作時間」もミーティング扱いで守る
「タイムブロッキング」という手法。「空いた時間に作業する」という受動的な姿勢では、緊急だが重要でないタスクに時間を奪われ続けます。
自分の作業時間を「会議」と同等に扱うことで、本当に重要な仕事のための時間を死守でき、成果物の質も上がります。
カレンダーに入れるべき作業時間:
- 「企画構想タイム」(9:00-10:00)
- 「資料作成」(14:00-15:30)
- 「週次振り返り」(金曜16:00-17:00)

自分との約束も、他人との約束と同じくらい大切にしよう
7|インプットの量と同じだけアウトプットする
知識は使って初めて自分のものになる。SNS投稿も立派な実践
「ラーニングピラミッド」理論によると、読んだだけの知識の定着率は10%、人に教えると90%まで向上します。たとえ140文字のX投稿でも、自分の言葉で要約する過程で脳内で情報が整理され、記憶として定着。
さらに、アウトプットへの反応から新たな気づきも得られ、知識が「生きた経験」に変わります。月10冊読んで忘れるより、月3冊読んで発信する方が、実務で使える知識は10倍増えます。

本は読むけど、すぐ内容を忘れちゃう…

読んだら即アウトプット!3行でもいいから、学んだことを文字にしてみて
簡単なアウトプット方法:
- X(Twitter)で要約を投稿
- 社内チャットで「今日の学び」を共有
- ブログに「やってみた」記事を書く
8|デスクトップは毎日リセット
作業環境の乱れは思考の乱れ。毎日”空っぽ”が基本
散らかったデスクトップは、脳に「処理すべき情報がまだある」という誤ったシグナルを送り続け、無意識にストレスを感じさせています。
毎日リセットすることで、朝の脳がフレッシュな状態になり、クリエイティブな発想も生まれやすくなります。実際、この習慣だけで「仕事の効率が30%上がった」という声も。
整理のルール:
- デスクトップには「今日使うファイル」だけ
- 終業時に全てフォルダへ移動
- 朝一番は必ず空の状態からスタート

散らかったデスクトップは、散らかった頭の中と同じ。整理すると思考もクリアになるよ
9|長く触る道具には投資する
キーボード・マウス・椅子など、「心地よさ」が仕事の質を左右する
人間工学の観点から、不適切な作業環境は集中力を30%低下させ、肩こりや腰痛による不快感が思考力を衰えさせます。良質な道具への投資は、単なる贅沢ではなく「生産性への投資」。
作業環境に投資するだけで、パフォーマンスは向上し、結果的に大きなリターンとなって返ってきます。
投資すべきアイテムの優先順位:
- 椅子:1日8時間座るなら、年間2,000時間の投資
- キーボード:打ちやすさで入力速度が1.5倍に
- マウス:手首の疲労軽減で集中力UP
- モニター:デュアルディスプレイで作業効率40%向上

でも、高いものを買う余裕が…

1日あたりで計算してみて。3万円の椅子も、1年使えば1日82円。コーヒー1杯より安いよ
まとめ:まずは1つから始めてみよう

9つ全部は無理そうだけど、5分ルールなら今日からできそう!

それでいいんだ!1つずつ習慣にしていけば、3ヶ月後には仕事の進め方が劇的に変わるよ
今週試してみるならこの3つ
- 5分ルール:小さなタスクを即処理
- 朝のゴール設定:今日の「これだけ」を決める
- デスクトップリセット:毎日きれいな環境からスタート
【おまけ】GoogleのToDoリストで効率的なタスク管理を
タスク管理にはGoogleのToDoリストツールがおすすめです。期日として日付や時間を登録できるのはもちろん、登録したタスクはGoogleカレンダーにも反映されるため、予定管理と一緒にタスク管理もできます。
ただ、タスクを1個1個登録していくのが面倒…という人のために、タスクを一括登録できる便利ツールを作りました!
無料で配布しているので、ぜひ以下のボタンからサンプルシートをコピーして使ってみてください。

このツールを使えば、スプレッドシートにタスクをまとめて入力して、ボタン1つでタスク登録ができるね!

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まとめ:まずは1つから始めてみよう
【おまけ】GoogleのToDoリストで効率的なタスク管理を